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靴
いつの間に雨が止んで
自転車の鍵が錆びた
何と無く歩いてみたかったのさ
歩き慣れた街の中
新しい靴を買って
下駄箱にしまい込んだ
行き場なんて最初から無かったのさ
帰り道は夜の中
自転車押して
いつも
履き潰した靴を脱いで
束の間 街を眺める
季節が景色を変える
そして
いつの間にか
道に迷う
道端に雨が跳ねて
しゃがみ込む僕を嗤う
靴紐が緩む度躓くのさ
胸が疼くシャツの中
懐かしい人もいつか
新しい駅に着いた
行き先を変えたなら楽になるさ
永遠に続く上り坂
歩き続けて
いつか
この靴を履いて何処か
足跡 遺せる所へ
辿り着けるのなら
どれだけ遠くても
構わないさ
歩き続けて
いつか
この靴も履き潰して
独りで眠りにつくまで
孤独な道は続く
そして
遠い静寂に踵が
響くままに
きっと
越えて行ける
いつか
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