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斑の蝶
風向きに任せて
逆らわずに舵を切って
それなりにお利口に
泳いできたつもりさ
時々喉に引っ掛かる
小骨の様な虚しさを
苦笑い丸めて呑み込む
そんな日々さ
友達はいつでも
ひとかけらの同情でもって
限り無く饒舌に
力付けてくれるよ
先を急げば急ぐほどに
傷付けた人がよぎっては消え
横断歩道で振り返る
ひとりぼっちさ
白と黒が
絡み合いうねる舞台で
不器用に踊りながら
躓いても笑顔を
ビルの陰に
吹き荒ぶ風の中を
頼りなく舞い上がる
斑の蝶の様に
風向きが変われば
ホントもウソも無かった様に
眉ひとつ動かさずに
ワイドショウは騙るよ
信じたものが裏返る
「そんなもんさ」と悪怯れる
忘れたフリして数えてる
失くした全て
君と僕を
隔てる壁に描いた
見せかけの青空と
七色の架け橋
僕の声じゃ
届かなかったとしても
君の名を呼びたいのさ
放て壁の向こうへ
この世界を
切り刻む壁に描いた
見せかけの青空と
七色の架け橋
君と僕の
波打ち際に咲いた
ぎこちない優しさで
全て塗り潰して
燻んだ街を
吹き曝す風に巻かれ
何処までも舞い上がれ
渡れ壁の向こうへ
斑の蝶の様に
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