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うつせみ
声嗄らし叫んでも
夜明けまで笑っても
空っ風が吹き抜けて
虚しさだけを残す
明けの鐘鳴り響く
街の流れを下り
ひとしきり眠ったら
また僕は旅に出る
歩けど歩けどまだ
道無き路は続く
宛名の知れぬ手紙を
したためながら
風吹け雨降れただ
現身(うつしみ)を吹き曝せ
骨身が腐れ落ちたら
真心(こころ)だけを
遺せるだろう
やり直すには遅く
引き返すには遠く
行く路は果てしなく
辿り着く宛ても無い
悔めど嘆けどまた
知らん顔で陽は昇る
項垂れ歩くうなじを
焦がしながら
言葉を選ばぬまま
かなしみを描き散らせ
全てを抉り出したら
底に光が
残っているだろう
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