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あいのことば
偽りに満ちた
心の隙間に
一粒
だけ
大切なものを
誰にも見せずに
抱えて来た
夜が明けて
日が暮れる
その前に
その前
に
何かを始めなければ
指先の棘
を
引き抜く事さえ
できぬままに
抱き締める度に
大事な人さえ
傷付けてしまう
産まれ落ちて
眠りつく
その前に
その前
に
あなたに伝えなければ
この
あいのことば
今すぐ
届いたならば
ほほえんで
くれるだろうか
鎖をほどいた
憎しみの鳥が舞う
青空
枯れ果てた胸に
芽吹いた蕾に
飢え
群がる
ついばまれて
朽ち果てる
その前に
その前
に
あなたと咲かせなければ
この
あいのことば
今すぐ
届いたならば
傷付けるだけかも
知れない
けれど
ほほえみの似合う
あなたの
心の隅に
一粒
だけ
僕という名の
かなしみの種
を
植えよう
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